ピリオドの向こうへ！

福島第一原発、遂にチェルノブイリと肩を並べました。

[Reuters]福島原発事故「レベル7」に、チェルノブイリと同規模

枝野さんが「万全の措置」「万全の策」と言ってから一ヶ月で世界最悪の事故レベル。
ピリオドです。

原子力安全・保安院の発表はこちら。
[経済産業省]東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルに対するＩＮＥＳ（国際原子力・放射線事象評価尺度）の適用について

おかしなことが書いてありますね。

＞ただし、放射性物質の放出量は、同じレベルのチェルノブイリ事故の1割程度です。

チェルノブイリと肩を並べた事実を是が非でも認めたくないようです。

ヨウソ131 + セシウム137をヨウソ131に換算した値の合計が、
チェルノブイリは520万テラベクレル、
フクシマは37万テラベクレル（保安院概算）～63万テラベクレル（安全委員会発表）
なので1割程度･･･と。

そうですか。

しかし、核先進国、しかも核兵器保有国の支援や協力を受けても事態収拾の目処が立っていないフクシマ。
まずい状態になっているのが四基。
最大で一時間に一万テラベクレルを放出中。
[Reuters]最大で１時間１万テラベクレル

フクシマは現状、埋めて石棺で閉じ込めるということができません。
今度は格納容器が派手に水素爆発するだけですから。

選択肢は、このまま最大で一時間に一万テラベクレルの放射性物質を垂れ流し続けながら冷やし続けるか、炉が爆発したら埋めるか、二つだけでしょうか。
炉の爆発は絶対防ぎたいことでしょう。
この四基にある核燃料の量はチェルノブイリ四号炉の比ではありません。
かといって漏れたまま水の垂れ流し続けていると事態はチェルノブイリを超えてしまいます。

汚染された水から放射性物質を除去する物質なんてのは無いのでしょうか。
ふと、水槽で淡水エビを飼っていた頃に、有害な物質を吸着・沈殿するというベントナイトやゼオライトを使っていた事を思い出しました。
そういうものが出てくるといいんですけどね。