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足りているのは助け合う心だけ [ニュース]

東北地方太平洋沖地震、今日の各社報道での最大の死者・行方不明者は六千人。安否がわからない人は二万人。
[日テレ]死者・行方不明者 6000人以上に
昨日から行方不明者と安否不明者との使い分けが気になっていたので、調べてみました。

[法令データ提供サービス]行方不明者発見活動に関する規則(平成二十一年十二月十一日国家公安委員会規則第十三号)

>第二条  この規則において「行方不明者」とは、生活の本拠を離れ、その行方が明らかでない者であって、第六条第一項の規定により届出がなされたものをいう。

では、同規則の六条一項とは?

>第六条  行方不明者が行方不明となった時におけるその住所又は居所を管轄する警察署長は、次に掲げる者から行方不明者に係る届出(以下「行方不明者届」という。)を受理するものとする。

親や親族、雇用主や同居人など、「行方が明らかでない者」にとって他人では無い人が警察に届出をしていないと「行方不明者」にはならないのですね。
その方々もろとも安否の分からない人になっているような状況ですので、「行方不明者」との混同を避けるために「安否の分からない人」と表現しているのでしょう。



さて、昨日気になっていた福島第一原発三号機。残念ながら予想通り、また建屋が吹き飛びました。

今度は東京電力社員4人、協力会社の従業員3人、自衛隊員4人の、計11人が負傷。

更に二号機も冷却機能を全て失ったそうです。
[NHK]第一原発2号機 緊急事態通報
二号機でも、格納容器の空気を外部に放出する、海水を注入といった作業は同じように見えますが、建屋に穴を開けたのか、元々建屋に排気孔があったのかは分かりませんが、水素が充満して建物が吹き飛ぶ可能性は低いようです。

が・・・燃料棒が自ら全て露出したという報道がありました。
[読売]福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ
>東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機でほぼ完全に冷却水が失われ、約4メートルの核燃料が完全に露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。

今起こっている結果としては、国際原子力事象評価尺度でレベル5のスリーマイルアイランド原子力発電所事故に似ていると思うんですよね。スリーマイルアイランドでは、冷却水が流出、炉心上部2/3がむき出しとなり、崩壊熱によって燃料棒が破損でした。
建屋が二棟も吹き飛んで、三台の炉が海水を入れて再使用不能。ですから、前述の尺度では原子炉や放射性物質障壁が壊滅、再建不能という基準が当てはまり、チェルノブイリと同じレベル7と言えなくも無いのですがね。


今日の報道ではレポーターの言葉が心に響きました。

「この避難所では、救援物資は何一つ足りていません。足りているのは助け合う心だけです。」

その優しい心も飢えて凍えて眠れないなら維持できません。

私に今できる協力は、職場の使われない電気はまめに切る、PCやテレビを使う時は暖房や照明をつけない、お風呂を一日おきにする、多少の募金をする・・・くらい。微力すぎるのでもう少し何かできることを考えたいです。
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