金の匂い

資金決済に関する法律が今日（4/1）から施行されたそうです。

[日経]資金決済法、１日施行　送金業務を銀行以外に開放

オンラインゲーマーには関係ないと思いつつ見ていると大いに関係するニュースのようです。

ここ。

＞これまでネット上でＩＤを購入しネット通販などに使うサーバー型電子マネーには利用者保護のための規制がなかった。同法では未使用残高の２分の１以上に相当する金額の供託を業者に義務付ける。

これまでは、ゲームのサービス終了があると、運営に納金していた金額に応じたポイント等は単純に利用できなくなり、捨てたお金と同等になりましたが、この法により、２分の１を未履行の債務として法務局・地方法務局に届け、最終的には払ったユーザーに返さなければならないということになるようです。

言い換えれば、ポイント等に現実の通貨の半額の価値が認められたということになるのでしょうかね。

[金融庁]資金決済に関する法律　概要
[金融庁]資金決済に関する法律
原文は･･･ややこしい･･･。

しかし！大きな抜け穴が。

ポイント等の有効期限を半年未満にした場合は対象外となるようです･･･。

ゲーム運営会社の立場からすると、ユーザーやアカウント毎に収められた金額を管理して、半額を供託金として積んでおくより、半年以内の有効期限にした方が簡単ですもんね。

さて、私のプレイしているマビノギ、その運営会社である株式会社ネクソンはどうするんでしょう。

＞第16条（ネクソンポイント）
＞5.　当社は、当社が特に認める場合を除き、購入したネクソンポイントの払戻しをしないものとします。
＞6. 当社は、会員がネクソンポイントを購入しまたは使用した日から起算して2年間が経過しても、新たにネクソンポイントの購入または使用を行わなかった場合には、当該会員が保有するネクソンポイントは、当該会員の同意を要せずかつ無償で、消却することができるものとします。

現在の有効期限は二年間。
そして、払い戻しをしないという条文は法によって無効になります。

規約は改訂されるのでしょうけど、どのように変化するのか注視したいと思います。

タグ：資金決済法